一筋縄では逝かせない★



「のぅおじいさん…わしが煎餅を3枚やるからケーキを2つくれんか?わしは食べるのが早いから、わしがケーキ2つ、おじいさんが煎餅を1枚食べ終わったところで残りの煎餅2枚を二人で一枚ずつ食べるのじゃ!問題ないじゃろう??」



「…いや!ありありじゃ!!それでは王様がわしに3枚もくれとるのにわしは2つしかあげとらんじゃないか!不公平じゃ!!」



「おぉ?そうかのぅ??」



「そうじゃろう!じゃからわしが最後にケーキを1つ王様にあげれば文句なしなのじゃ!」



「おぉ!すまんのぅ!」



王様は上手くいったわい、と呟くと、くふふっ、と嬉しそうに笑いました。




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