一筋縄では逝かせない★



「さっきはすみません…あんな言い方をしてしまって…」



男は深々と頭を下げました。



「あぁ、いいんですよ。自分が悪いんですから…」



鬼は下唇をキツく噛みました。



「言ってもらわないと気付かないだなんて、自分はどうかしていたんです。何の為に森へ出てきたのか…」



鬼は一段とキツく唇を噛み、歩く速度を速めました。



「鬼ヶ島へ急ぎましょう」



鬼の後ろから男が言いました。




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