一筋縄では逝かせない★
「どっちに行ったのかしら…。」
行くと決めたものの、どちらに行くか分からず桃子は顔を歪めます。
「とりあえず、あいつらが行った方に行ってみるのが普通じゃねーか?」
「そうですねっ!」
兄の提案にキジは笑顔を見せて答えました。
「じゃあこっちか…。行こうぜ!」
「走りましょ!」
桃子の言葉を合図にみんな、走り始めました。
数分後。
「ここ…どこよ…?」
「完全に。」
「迷ってしまいました。」
(誰がどの言葉かはご想像にお任せいたします…。)
「あ?んだこれ…。」
「足跡?」
「みたいですね…(足跡好きだなー…)」
キジは呆れたように肩をすくめます。
「どこに向かってるのかしら…」
桃子は呟き、足跡を眺めました。