一筋縄では逝かせない★
「…ふぐっ!」
呆然とする猿の頭に、王様は再びあの黒い箱を勢い良くかぶせました。
「…っなにすんだよ…っ!」
箱を取り払おうともがく猿を、王様はとんっ、と軽く突き飛ばし、
「まだ全部見ておらんかったのか…いい夢見るのじゃ☆」
まだ不満そうにばたばた暴れている猿を羽交い締めにしました。
そして、
「…よし!第2回お菓子パーティーじゃー♪」
振り返ると、おじいさんに向かって笑顔で言いました。