一筋縄では逝かせない★
「…ば…ばあさんっ!!」
おじいさんが小さな女の子の手を引いて現れました。
「おじいさんっっ!」
「ジジイっ!!」
「…おお、何日振りかのぉ。2週間位たったんじゃないか?」
おじいさんは小さな女の子と手を繋いだまま、キジに連れられてここまでやって来たのです。
「ゼエゼエ…これで良いでしょう…」
「だ、誰何ですか!?その子は一体!?」
おばあさんが女の子を指差して言いました。
「ん?おぉ、桃子じゃ。種のかわりに入っておった。」
おじいさんはしれっと答えました。