一筋縄では逝かせない★
「小娘だと!?こんな可愛らしい桃子のことを何という…!」
「あ…ごめ…」
おばあさんは必死になって弁解しようとしますが、激怒しているおじいさんの耳には全く入っていません。
「…ですよね!こんな可愛らしい女の子に向かって小娘だなんて!」
猿はおじいさんに加勢します。
「そうじゃろうそうじゃろう、こいつはとんだ意地悪ババアだ。」
おじいさんは桃子の可愛さを認められたのが嬉しいのか、猿の頭を撫でながら嬉しそうに笑いました。
その笑顔に、おばあさんの胸はひどく痛みました。