一筋縄では逝かせない★



「な…何だよ!?」



猿が王様の大声に驚いて叫ぶと、



「結局…分かったんじゃろ??何だったんじゃ?そしてどうだったんじゃ?」



王様は畳み掛けるようにして尋ねました。



そこでおじいさんははっと我に帰ると、



「そうじゃったそうじゃった!…桃がいかにして川に捨てられたか!ようやく分かったのじゃ!!」



嬉しそうに言いました。



「あ…え!?それ俺も知りたい!どうしてなんだ!?」



「ふっふっふ…それはのぅ…」



おじいさんはなぜか得意気に話し始めました。



王様は煎餅片手に様子を見守ることにしました。




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