一筋縄では逝かせない★
ハプニング18
キジの案内で、4人が歩いている頃…
「あいつ…そーゆう目的で私たちに近づいたのね!?」
ありえない!と、おばあさんは近くの木を蹴り倒しました。
「あ…。勢いよすぎちゃった★」
そういって、1人で笑い頬に指をあてました。
「ちょっと、怒鳴り込みたいところだけど…ここで入ったらまずいわよねー…」
おばあさんにしては、空気が読めた行動です。
『仲間を傷つけて行くのを!見たんですよ!』
さっきから同じようなことをずっと繰り返し言い、説明しています。
「(なんだかよく分からなくなってきたけど、とりあえず、あの生意気な兄妹には知らせなきゃならないわね…)」
おばあさんは顔を強張らせながら、一目散に高速金ちゃん走りをはじめました。