一筋縄では逝かせない★
『あの人は…いつも畑の世話ばかりしている…』
『何か…記憶に引っ掛かるものがあるのかもしれないな…』
「…っっ!?」
「目覚めたかのぅ?」
がばっ、と飛び起きた畑おばあさんに、王様はにこっ、と笑って尋ねました。
「…これが…わたしの…過去…!?」
「…そうじゃよ」
「や…やだ…何なの…こんなのって…!」
「取り乱してはいかん。…今…そなたができること…それをすればよい…それだけじゃ」
「できること…?」
「そうじゃ」
「…それって具体的にはどーいうことじゃ?」
「しつっこいっっ!!黙ってろって言ったでしょ!」
「…言いました」
「じいさんファイト…俺は味方だ…」