一筋縄では逝かせない★



「(本当のことって…?)」



おばあさんは1人、首を捻ります。



「(てゆうか、あの小娘道分かんのかしら…。)」



「早く。行くのよ。(道が…道が…。)」



「ちゃんと歩いてますって。」



「(道が…分からない…。)遅いって言ってんの。あんたはせいぜいお兄ちゃんへの謝り方、考えとくのね!」



桃子はかっこよく立ち上がったために、道が分からないことを男に切り出せません。



まあ、桃子はプライドが邪魔したのかもしれないですね。




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