一筋縄では逝かせない★



キジが視線を宙に彷徨わせ、おばあさんが猿の目元を自分の服の裾で容赦無くぐいぐいと拭い、猿がされるがままになっているその頃…



おじいさんは森の中を彷徨い歩いていました。



「あぁ…腹が減ったのぉ…」



空腹で倒れそうになったおじいさんの前に、突然煎餅とおかきでできた香ばしそうなお家が現れました。




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