一筋縄では逝かせない★
ハプニング27



吸い寄せられる様に4人の鬼の向かった先には、



『お頭…』



の姿と、寝息をたてる兄・犬・キジと2人の仲間の姿。



「何してんだ…」



「凄ぇいびき…」



これまた、この班も呆然と立ち尽くしました。



「せ、先輩!?何やってんですか!?」



見ると鬼の先輩は地面に膝をついています。



「あぁ、俺も寝るんだよ」



当然の様に言いのけました。



「そこは止めるところじゃないんですか!?」



「ちょっと先輩なだけだろ?お前が止めればいい…」



言い終えないうちに先輩は眠りに入ってしまいました。



「うーん…どうしようか?」



「別に置いてってもいいけど…」



「どやされたりしないよね?」



「それはないだろ!」



「じゃあ…」




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