一筋縄では逝かせない★



「…できた!?…できてる俺!?」



猿はがむしゃらに足を動かしながら王様に尋ねました。



「…なんか違う。」



「…なんか言ったか!?」



違くていーんだよ、これは俺オリジナルなんだから…と猿は一人呟きます。



「ま、おりじなるでもなんでもいいのじゃ☆…ところでおりじなるってなんじゃ?」



王様のすっとぼけた質問に、



「独自に編み出した、とかそういう??」



猿は考えすぎて逆に問題を難しくしてしまいました。



「………ぱーどぅん………?」



「…また出た!しかもなんだその不愉快な間は!!」



わいわいがやがや、事態の深刻さ完全無視の、平和な時間が流れます。




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