一筋縄では逝かせない★
「ふぅー…こんなことまでされちゃあ降参するしかない。」
桃子は手を上げて、降参、と合図をします。
「ってこいつが言ってるわ!」
そしてそのまま上げた手を男の方に向けました。
「は…?」
「ねえ!どうしてくれるのよ!あんたがついてこいって言ったから素直についてきたのに…。」
桃子はじっとりとした視線を男に送り、うるうると目を潤ませました。
「このおばあさんなんて私のこと見張ってるとかいって脅してきて…。」
「は…?」
突然の桃子の裏切りに2人は唖然とします。
「「(どっちかといえばあんたが一番仕切ってた気がするけど…)」」
「こんのばばあ!桃子を脅すなんて100年はえぇよ!」
「おにいちゃん。100年たったらこいつ死んじゃうわ…って、えへ★」
「小娘…汚いわ!」
なんだかめちゃくちゃです。