一筋縄では逝かせない★



「(出してやる?)それは私を逃がす、と言っているととっても?」



「まあいい。話は後だ。」



訳も分からず話が進んでいくため、周りは納得がいきません。



「ちょっと待ってよ。この男、私のこと連れ回してたのよ?」



桃子が不満そうに口を挟みます。



「そんな男をぬけぬけともう見付からないようにしようって?」



「(自分で勝手に作ったでまかせになんでここまで自信が持てるのよ…。)」



おばあさんは縛られながらも呆れ顔で桃子に対応します。



「お前らにこの話は関係ないだろう。さて、どうする?」



お頭は男に一歩近寄り、答えを求めようとしました。



…が。




< 413 / 525 >

この作品をシェア

pagetop