一筋縄では逝かせない★
つつつ…とお頭は男の方へ行き、
「お前、この状況どうしてくれるんだよ」
と、悪態をつきました。
「想定外でした…」
あなたこそ!と反論しようと見上げれば、
「…」
お頭はギャーギャー騒いでいる外から来た異質な人間達を、ぼーっと眺めていました。
「―なぁ、お前達は何しに来たんだ?」
誰にでも聞こえる様に大きな声でお頭は言いました。
「あなたには関係な…」
男が見たお頭の顔からは疲れと嫌気の色が見えました。