一筋縄では逝かせない★
「こいつは…?ムシャムシャムシャ」
「後回しって言ったよな?ちょっと黙ってくれないか!?」
「お、この桃旨いなムシャムシャ」
兄の話を聞く気はあるのか、船長は桃を頬張り続けます。
「お?やろうってのか?」
桃を頬張る船長に犬が近づいて来ました。
そして隣にちょこんと座り込み、
「俺にもくれ」
と返事も聞かずに食べ始めました。
「病み付きになるよな」
とか何とか言いながら船長と犬は桃を食べます。
「お頭、続けてくれ。あいつ等は放っておこう」
兄は船長と犬に背を向けました。