一筋縄では逝かせない★
「―あ、あれ?風景が変わって…」
いきなり視界が揺れ、船長は目を擦りました。
そこは、今の村でした。
立っている場所は変わりません。
「また俺だ、船を操縦して…それとあいつは確か、夫婦に…」
―ドガッ
「…あ…」
―バギッ
「…ぁあ…」
『生きてる!まだ生きてるぞ!!』
『とりあえずここから移動しよう…!あまりにここは目立ちすぎる!』
船長は震えながら、その光景から目を離せません。
『無理に思い出す必要なんてないんですよっ!いつか…きっと思い出せますから!!』
『でも…』
『この家で暮らしてください!いつまでいてもらっても構いません!遠慮は要りませんから…』
「ぉ、俺は…」