一筋縄では逝かせない★
ミッシェルがそれでも一生懸命前へ前へと進んでいたその時。
「…う?」
ミッシェルの頭上を大きな影が覆いました。
「う…わぁ…」
見上げると、そこにいたのは大きな鷲でした。
その鷲はミッシェルを軽々とくわえ上げ、
「うっひゃー…!」
大空へと飛び立ちました。
「こ…これって喜んでいいのかなー?悪いのかなー…??」
「あらー!鷲ってカメ食べるのかしらー?」
女神の苦笑混じりの呟きをかすかに聞きながら、ミッシェルはこうなったらやるしかない、と覚悟を決めたのでした。