一筋縄では逝かせない★
何だ?と目を凝らして見ると、
「あら、牢屋の番人Aじゃない」
「Aって、お前…」
「だぁって、あんな大人数覚えきれないわ。皆同じに見えちゃう」
「…それ、大丈夫なのか…」
「それより、何の用?私、暇じゃないの」
「休憩でもどうかと思ったんだが…暇じゃないならいい。邪魔したな」
「ちょっと、待ちなさいよ!皆だけで休憩とか、私に許されると思ってるの!?私、ケーキ以外食べないから」
「…誰に影響されたんだか…」
さっきまで、王様のピンチ!と騒ぎまくってたのは、何処へやらです。
「さっさと来なさいよ!あと、日本茶以外受け付けないから」
「…え!?…はいはい…」
これから女神を休憩に誘うか誘わないかと悩む、そんな昼下がり。