一筋縄では逝かせない★
「あ、そういや話戻るけど…無駄って何が…?」
犬がはっとして言いました。
「…あのねっ、黒い箱を池から離れた場所で使いすぎると危ないよー☆…っては・な・し♪」
「あーそういったお話ですか…ってえぇぇぇ!?」
「そーだよ、女神さん曰く『あの箱は…この城から出して使い続けると…関わった者全てを……!』……んー、あと聞こえなかった☆」
やべぇ…
恐ろしすぎです…
スペアじゃなかったら私たち今ごろ…
あちこちから声にならない呟きが漏れました。
「…けどよ」
猿がみんなの呟きの合間を縫うように言いました。
「その本物の箱を持ってる奴もこの森にいるってんなら…何か…俺らに関係がある可能性も0ではねぇよな?」