一筋縄では逝かせない★



「やばいやばいやばいやばいやばいやばいやばいやばい…」



鬱陶しいくらいにやばいを繰り返すミッシェルに、周りの空気はますます暗くなるばかり。



「やばいやばいやばいやばいやばい…「やめんかーい!!鬱陶しいわ!」



桃子の必死な対応(盛り上げ…)も虚しく空気は変わらないまま。



「てゆうかてゆうか!何がやばいのよ。」



皆が気にはなったけれど、怖くて聞けなかった問いを桃子が代表して尋ねます。



「女神さまにー……ケーキのことが…ばれちゃったかもしれないんですぅ!!」



その途端、再びブーイングの嵐。



「それだけかよ!」



「黒い箱のことだと思ったじゃねーかよ!」



言いたい放題です。



「皆さんは知らないんですよ!女神様の恐ろしさが!」



ああ…とミッシェルが嘆いたとき、犬がぽつりとつぶやきました。



「そいえば黒い箱って今どこにあるんだっけ…。」





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