一筋縄では逝かせない★
「なんか…煙じゃなくなってませんか?」
キジはさっきまでとは全然様子が違うことに気が付きました。
「そんなこと知ったこっちゃないわよ。それに煙じゃないからってなんなわけ?そんなことよりおじいさんを見付けることの方が先よ!」
そして桃子はその場所が赤くなっていることに、気が付きませんでした。
キジは心配そうに、
「大丈夫でしょうか…。」
と呟き、冷や汗をかきました。
そんなキジに桃子が再び罵声を浴びせます。
「あんた何心配してんのよ?あんたが心配して何かがかわるってわけ?あんたの存在にもうんざりしてるってゆうのにこれ以上あたしのストレス増やさないでよ!」
炎まであと5メートルの所で2人とも、燃えていることに気が付きました。