一筋縄では逝かせない★
ハプニング3
「あー!食った食った!これ以上は入らんわい。腹がはち切れそうじゃ」
おじいさんは大きく出っ張った腹をさすり、そのままゴロンと寝転がり
「すぴょすぴょ…」
という、謎な寝息をたてて眠ってしまいました。
「牛になるぞ…」
猿は嫌にジジクサイ事を眠っているおじいさんにそんな言葉を投げ掛けました。
猿もおじいさんの横に座ろうとしますが、
「―こうしたいのも、山々だが、もう日が落ちそうだ…のんびりしちゃいられないな…」
おじいさんが寝ているのをいい事に好き勝手言ってます。
猿は仰向けに寝ているおじいさんの脇に手を入れ、ズルズルと引きずっていきます。
「こいつ、重っ…」