一筋縄では逝かせない★
「あ?何だ?」
男は落ち着きを取り戻そうと、やわらかそうな草の上に寝転がっていました。
すると…。
周りがざわざわとうるさくなってきました。
「ミラクルぁ…」
「勿体ねえ!」
なんだかよく分からないことですが、男は念のため体を起こして木のかげにかくれました。
「あいつら…。さっきの…?」
男はついさっきまでのことを思い出します。
その時。
「ほんとにクソキジね!」
その声に男の時が止まります。
見てみると、少し幼い女の子。
「も…もも…こ…?」
男は小さく声を落としました。
「なんで…ここに?」