君の全てが・・・


ガラッ・・・

教室のドアをあけると、
ちょうど朝の会が
終わったみたいだった。

皆が、私達を凝視していた。

当たり前かっ


朝、"城谷"と別れた発言して、


俊君に引っ張られてって
帰ってきたら、

俊君と手繋いでます!!

・・・だもんね?

そして、
一人の人と目が合った。



・・・城谷だ。


城谷は、目を細めて
こっちを見ていた。


『紗菜。どういう事だ??』

「・・・何が??」


私が冷たく言い放つと
城谷も負けじとばかりに
言い返してきた。


『俺らって、いつ別れたの??』


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