君の全てが・・・
健side
面倒くせぇ。
学校に来る事自体が。
でも、行かなきゃ
先行がうぜぇし・・・
「ちっ・・・」
俺は、中庭で寝る事にした。
不意にどこからか、
鼻歌が聞こえてきた。
「へったくそ・・・」
そう、言った瞬間・・・
腹に衝撃が加わった。
『ぎゃッ!!もういったいなぁ・・・』
はッ?!
痛いのこっちなんですけど?!
「俺の方が痛いんですけど?」
ぶつかって来た女は、
"あっ"と言って、
驚いた風にこっちを見てきた。
『ごめんなさい!!って私悪く無くない?!』
はぁ?!ふざけてんのかこいつ!!