君の全てが・・・


『私はッ健が好き!!』

「・・・うん。」

「早く健のとこ行って来な!!待ってるぞ!!」

『ごめ「言わないで??」・・・』


俺が遮ると、紗菜は最高の笑顔を俺に向けて言った。


『ありがと!!』


俺も最高の笑顔で言った。


「ばいばいっ紗菜!!」


"秋乃"には明日も明後日もずっと会うだろう。

でも、俺の・・・俺だけの"紗菜"にはもう会えないだろう。


"秋乃"が屋上から出て行くのと同時に、

俺はしゃがみ込んだ。



「あーくそー。辛ぇよ・・・」



俊side
end 
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