労働の価値 その1(TYPE 1)
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商品は、
人間に向かいあわせに、
おかれているものである。

つまり、
人間の「相手をする」ものである。

消しゴムだの、
布だの、
上着だの、
メロンパンだの、
小麦粉だのと、
それぞれの商品には、
それぞれ、
人間が「望む」ようなところがある。

つまり、
ひとがそれを「ほしいと思う」、
そう思わせるところがある。

たとえば、
メロンパンなら、
「食べたい」という、
動物にもあるような気持ちを、
おこす。

読書なら、
人間が、
頭のなかだけで思う、
のぞみだ。

その「ほしい」ということが、
どういうものでも、
商品は、
この「ほしい」という気持ちを、
おこさせる。



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