ハツコイ…?!
『今日、ドッジするっち。最悪やん (泣)』

『なんで、ドッジボール?意味分からんし。』


こんなことを、友達と話ながら、それでも嫌だとは、言えず外にでる。

運動場を、見るとフクカワ君とヤナギダ君が、ラインをひいている。

この2人が、休み時間にみんなで遊ぶのを、最初にきめたのだ。

さらに、クラスの中心にいる存在。苦手という他にも、羨ましいと思うこともある。

あっという間に、ドッジボールは、始まって、たった20分なのに、長く感じ疲れて、早く教室にかえろうと思って校舎にむかう…

バシッ

『痛い〜』

頭に何かが飛んできた。涙が、出そうになる。本当に、今日は、最悪!!

『ごめん』

振り返る。そこには、フクカワ君が、いた。

『大丈夫!?』

『うん…』

涙が、我慢できなくて、目から涙がこぼれた。

『タナカ大丈夫!?』

まわりの人も気づき、よってくる。

『どぉした!?』
『何?何?』
『誰?』

『タナカが、泣いてる。』
『泣かしたの誰?』

私は、その場にしゃがみこんだ。
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