草食系肉食男子と夢子チャン
【律汰】
俺が指定したホテルの一室。
外で話すには重過ぎるから誰にも聞かれないようにホテルに来た。
この部屋に母親がいる…。
顔すら知らない母親。
ガチャッと空けると黒いスーツの男に迎えられた。
SPか…。
随分立派なな身分だな…。
奥に進むと俺と同じ金髪頭をした女と黒髪の背の高い紳士がいた。
アイツがスミス家の総代表…。
スッと二人とも立ち上がって挨拶しながら手を差し出して来た。
これが俺の母親…。
随分若いように見える外見は金持ちの象徴か?
涙ぐむ母親を見ても何とも思わない。
だって俺はこの人と話したが事ナイし顔も見た事ない。
本当に母親か疑問だ。
でも髪と目と顔付きが似てる…。
「20年間、ズット律汰に会いたかった…。」
「僕もです。」
「立派になったのね…。」
何か、泣かれてる…。
俺が指定したホテルの一室。
外で話すには重過ぎるから誰にも聞かれないようにホテルに来た。
この部屋に母親がいる…。
顔すら知らない母親。
ガチャッと空けると黒いスーツの男に迎えられた。
SPか…。
随分立派なな身分だな…。
奥に進むと俺と同じ金髪頭をした女と黒髪の背の高い紳士がいた。
アイツがスミス家の総代表…。
スッと二人とも立ち上がって挨拶しながら手を差し出して来た。
これが俺の母親…。
随分若いように見える外見は金持ちの象徴か?
涙ぐむ母親を見ても何とも思わない。
だって俺はこの人と話したが事ナイし顔も見た事ない。
本当に母親か疑問だ。
でも髪と目と顔付きが似てる…。
「20年間、ズット律汰に会いたかった…。」
「僕もです。」
「立派になったのね…。」
何か、泣かれてる…。