草食系肉食男子と夢子チャン
何されても拒否れない…。



あたしに構ってくれるだけで嬉しいんだもん…。



リツ中毒だなぁ…。



「リツ、抱っこ…」

「キモっ…」

「たまにはイイじゃん…」

「タバコ吸ってんだからあっち行け」



二人になってもリツはリツ。



たまにはひざ枕でラブラブな雰囲気になったりしないかな…。



だからソファでタバコを吸うリツの膝にゴロンと転がった。



「バカなくせに頭重い」

「下から見上げるリツも素敵…」

「何っ!?何でくっついてくんの!?」

「好きだから~…」

「結構です」



断られたぁ~…。



こうなりゃ最終手段!!



お風呂に入ったリツを見届けてから先に布団に潜った。



超薄着で。



これで夢チャンの魅力に気付きなさいリツ。



これであなたもイチコロよん。



そう思ったのに…。



いつまでも寝ないリツのおかげであたしが先に就寝…。



目が覚めたらリツが隣に寝てた…。



手…出されなかった…。



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