草食系肉食男子と夢子チャン
病院に連れてったら点滴した方がイイと言われたから2時間程寝てる夢子を眺めた。



苦しそうに寝やがって…。



あんなに薄着で寝るからだろ…。



まだ赤い顔で目覚めた夢子…。



針を抜いてもらって帰った。



「これ薬だから食後に1つずつだって」

「ありがとう…。何かごめんね…」

「別に何とも思ってねぇよ。俺風呂入ってくっから母ちゃんに電話しとけな?」

「うん、ありがと…」



辛そうな顔してめちゃくちゃ喜んでる…。



まぁ俺が優しくするのが有り得ない事だろうからな…。



風呂から上がったら夢子はソファで脱力してた。



「腹減んねぇ?」

「少し…」

「適当に作るから休んでろ」

「リツが!?作るの!?」

「不満?」

「いえ…」



忙しくて外食ばっかだけどそれなりに家事は出来るし。



もう4年も一人暮らしだっつーの…。



作るのはもちろん零直伝の雑炊。



よく食わされた記憶がある…。



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