草食系肉食男子と夢子チャン
次の日も弱り気味の夢子は1日寝るらしい。



だから俺だけ学校に行った。



「夢は大丈夫?」

「病院行ったから平気だと思うよ。それよりリア、今日行ってやってくれる?」

「あんた仕事?」

「うん、まさか2日行かないのはマズイから」



リアに家に行ってもらう事にして仕事を終えた。



おい、俺、超気持ちわりぃんだけど。



関節の痛みと戦いながら帰ったマイホーム…。



「おかえりリツ!!」

「平気か…?」

「うん!!明日は学校行ける!!リアが来てご飯作ってくれたんだよ~!!」

「じゃあ寝とけ…」



あんまり弱った俺を見せたくなくてトイレにこもった。



こっそり持ち出した体温計…。



「零、迎え来て泊めて…。夢子の風邪もらってしんどい…」

「若様はいつも風邪ひくと俺ん家か…。今迎えに行くから外出とけ」



『零ん家で仕事してくるから今日は多分帰れねぇ』



夢子にはそう言って家を出た。



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