草食系肉食男子と夢子チャン
零が迎えに来てくれたから車で爆睡。



しばらくして起こされて久しぶりに零の部屋に来た。



相変わらず物が少なくて綺麗にしてる…。



「ほら、いつもの」

「すまねぇなぁ…」

「夢チャンがいんだから俺に世話頼むなよ…」



零がくれた緑茶を飲みながらスーツを脱いだ。



着替えたのは零の服。



昔から共有してるから零も俺もこれが普通で。



「やっぱり夢子より零のが落ち着く…」

「そりゃあ好きな女よりは兄弟同然の俺のが落ち着くだろ。それ飲んだら寝ろよ」



零は親友で兄貴役で部下で世話係で…。



一番落ち着く…。



「零、俺お前が死ぬまで側にいてぇな…」

「気持ちわりぃ事言ってんなよ若様…」

「若様じゃなくてリツって呼べよな…」

「親父に怒られるからムリだ」



いつか零には名前で呼ぶのに慣れてもらいたい…。



夢うつつでそんな事を思ってた…。



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