草食系肉食男子と夢子チャン
その時、天使の声が聞こえた。



「夢チャンはリツのちゃんとした恋人ですよ。変な事すると、あなた方の首がふっ飛ぶ」

「零さんっ!!」

「代わりにほら、若い子犬君とでも戯れたらいかがです?彼、将来有望ですよ?」



リアと後ろからついて来た桐島君が一瞬にして顔面蒼白。



お姉様方の視線は一気に桐島君に向いた。



「悠斗っ!!えっ!?気づかなかった!!何でいるの!?」

「あっ、俺もバイトで…」

「超カワイイんですけど~!!お姉さん達と遊ぼう?」

「いやっス。俺熟女は好みじゃねぇっス」



まだ20そこらのお姉さんに向かって熟女とは…。



ピシッと空気が凍りついた…。



「あたしまだ19でぇす!!」

「そうスか」

「悠斗君って本名!?」

「関係ないっス。女遊びは好かないんで結構っス」

「めっちゃ硬派~!!」



頑張れ桐島君…。



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