草食系肉食男子と夢子チャン
さて、俺は零の待つ会社に行きますか。



尚人のマンションからすぐのオフィス。



零はキッチリ仕事してんだろうな。



そう思ってドアのロックを外した時…。



「井坂が来るって…」

「若様は尚人ん家。たまにはよくね?」

「でも職場って…」

「何か文句ある?お前は俺の言う事だけ聞いてりゃイイの」

「零チャン…やっ…」



おいおい…。



ここでかよ。



ってかまさかリアがいるとは思わなかったし…。



それに零が本性見せてる…。



零に着いて行けるリアを尊敬するわ…。



取り合えずそのまま会社を出て夢子が前に行った近くのイケメン揃いのカフェに来た。



あのリアが零の言いなりとは…。



「いらっしゃいませ!!」

「喫煙席、カウンターでイイ」

「ではこちらへ!!」



かわいらしい女の店員が接客してくれた。



この店、軽く癒しかも…。



いや、夢子の可愛さには負けるな。



俺は夢子一番だ。



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