草食系肉食男子と夢子チャン
だったら俺も容赦しねぇ。



とことん自分本意で生きてやる。



「律汰君、お昼一緒に食べない?」

「着いてくんな。興味ねぇ。」

「歳とかバラすよ?」

「バラせよ。別れてやっから。」

「ムカつく…。」

「俺はお前がムカつくよ。簡単に手に入ると思うなよ?」



夢子なんか知らね。



俺には大事な仕事があんだよ。



だから夢子なんて目に入んねぇ。



一人で屋上に来て仕事して。



それが俺の趣味みたいなもん。



女に対してガツガツすんのは嫌いだ。



仕事を終えて教室に戻ると集まってくる同級生。



女のタイプとか勝手に喋り出すからそれを直に聞いて仕事に反映する。



だから仲良くしとく。



「合コン行かね!?」

「あ、でも…。」

「吉村には内緒。律汰の事何気に噂になっててさ、会いたいって奴がいんだよ。」

「じゃあ行こうかな…。」

「見かけによらずだな!!」



これでストレス発散してくるわ…。



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