草食系肉食男子と夢子チャン
何でそんな顔してんだよ…。



「夢子?」

「今度こそ元カノだよね…」

「ん、なんでそんな顔してんだよ…。お前は俺の今カノじゃねぇの?」

「だって昔は好きだった人でしょ!?会われたく…ナイ…」



エレベーターに乗ってキスした。



めちゃくちゃカワイイな夢子…。



過去にまで嫉妬すんの?



「どんだけ俺に惚れてんだよ」

「超好き…」

「離さねぇから安心しろ」

「うん…」



不安げな夢子と一緒に中に入った。



サヤカの微妙な顔…。



「口に出さなくても言いたい事はわかってる…」

「最低です!!」

「見合いじゃねぇって…」

「そうなんですか!?ならイイや」



見合い相手よりたちわりぃっつーの…。



夢子が三浦に駆け寄って差し入れのケーキを渡してた。



俺は夢子だけだからな。



自分にそう言い聞かせて俺の部屋のドアを開けた。



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