草食系肉食男子と夢子チャン
すると律汰君は首にかけてたタオルを取った。



「俺、縛られんの嫌い。まぁ縛るのは好きだけど…。」

「えっ…。」

「何でもするんだよな?手上にあげろ。」



な、なに!?



少し湿ってるタオルがあたしの手に…。


ギュッときつく縛られた…。



「どうする?耐えるか耐えないか。耐えるならそのまま立ってろ。」

「耐えられない…って言ったら…?」

「今すぐ荷物まとめて出てけ。」

「それはイヤ…。」

「強情な奴…。」



冷蔵庫にドンッと押し付けられた。



痛いっ…。



スーッと髪に入って来た指がグッとあたしの髪を掴む…。



そのまま今までされた事のナイような…。



息もつけない程のキス…。



服に入って来る温かい手…。



怖い…。



でも出て行くなんてイヤだ!!



ギュッと目をつぶって耐えた。



「かてぇよ夢子…。楽しめば?」

「やっだっ…。」



何か理想と掛け離れ過ぎてるよぉ…。



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