草食系肉食男子と夢子チャン
珍しく夢子より先に目覚めた俺。



俺に背を向けて寝てる夢子をゆっくりこっち向けた。



無意識に俺に抱き着く夢子がカワイイ…。



寝顔カワイイ…。



「好きだなぁ…」



なんて小さく囁いてみた。



俺ってこんな甘いキャラじゃねぇし…。



しばらく寝顔を眺めてた。



「リツ…頭痛い…」

「風邪か?」

「…………うん」



何か異様にカワイイ…。



また寝たんだけど…。



熱はなさそうだから大丈夫だな。



先に起きてメシ作ってやった。



裸で寝るから…。



って、ムリさせたのは俺か…。



「おはよ…」

「平気か?」

「う~ん…お腹すいた!!」



平気なんだ…。



悪化しなきゃイイけどコイツの場合、自分でムリするから。



「たまにはサボってイチャイチャする?」

「何かリツじゃない!!昨日から変…」

「俺に文句言うなブタ」



最近会長とか頑張り過ぎてて疲れてんのかも…。



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