草食系肉食男子と夢子チャン
唇を離すと頭を押さえられてキスされた…。



少し強引な感じ…。



「律汰君っ…。」

「リツって呼べ…。」

「リツ…。」



このままどうにかなってしまいそうだった…。



首にキスする律汰君の熱い唇が頭をおかしくさせる…。



何この感覚…。



「ベッド行く…。」

「えっ…。」

「ヤりて…。」



それは誰でもイイの?



したらあたしの事少しは意識する?



でも捨てられたりして…。



頭の中で必死に考えた。



しちゃダメ…。



「ヤダ…。」

「はぁ?」

「しない。あたし買い物行ってくる!!」



逃げた。



あのまましたらきっとあたしはもっと律汰君が好きになる。



独占欲丸出しのイヤな女にはなりたくない…。



それにこれ以上好きになりたくない…。



「ただいまぁ~!!」

「夢子、お前俺の事煽っといて逃げるとはイイ度胸だな。」

「あ、煽って…ナイよ!?」

「あっそ。もうキスしてやんね。」



失敗したのかもぉ~…。



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