草食系肉食男子と夢子チャン
昼休憩になって皆が会社から出て行った。



まだ起きない夢子…。



「起きろ」

「んっ…」

「腹減んね?」

「いらない…リツがイイ…」



何これ?



超可愛くて食いたい…。



「痩せたご褒美は?」

「じゃあちょっと待て…」



監視カメラの映像を切ってドアをロックした。



寝ぼけてんならそのまま寝ぼけとけ…。



具合悪いくせに誘ってんじゃねぇよ…。



「どんなご褒美がお望みで?」

「溶けるの…」



んじゃあお望み通り溶かしてやるよ。



会社でとかナシじゃね?



零じゃねぇんだから…。



でも止まんね…。



「熱っ…。熱出て来たんじゃね?辞めとく?」

「ううん…もっと…」



バカ夢子…。



これじゃ俺が溶けそうだ…。



そして今日はずいぶんイイ声で鳴くんだ…。



すこしハスキーな感じがたまらん…。



マジ、俺が溶けるっ…。



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