草食系肉食男子と夢子チャン
その後にグッタリしてる夢子の為に外に出て薬を買って来た。



やっぱ頑張りすぎなんだろうな…。



「これ飲め」

「ありがと…」



俺の前で弱るなよ…。



可愛くて仕方ない…。



前に熱出した時もだったけど、俺は弱った夢子に弱い…。



そんな時だった。



「飲むぞ!!」

「今夢子寝込んでるからまた次に…」

「寝せときゃ平気だろ。見ろよこの地酒!!うまそ~」



折角家に帰って来たのに凪さんが来た…。



そう言えばあれ以来会ってなかったっけ…。



「お兄だ…」

「元気そうじゃん」

「少し疲れただけだよ」

「ならイイけど」

「し、仕事は?最近どう?」

「普通。でも今度長期出張なんだよな~…。母ちゃん一人にして平気かと思って」



やっぱり凪さんは優しい…。



どっから見てもスパイには見えねぇな…。



夢子も気づかねぇだろうな…。



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