草食系肉食男子と夢子チャン
夢子といるとたまに自分が自分じゃなくなる…。



いつもの俺は絶対こんなことしないのに…。



「沈めてやる!!」

「やめて~!!」

「服着たままってマジで重っ!!」



そのまま夢子とバカみたいにプールで遊んだ。



何か楽しい…。



今まで知らなかったこと…。



こんなにふざけたことする女、きっと夢子くらいだろうな…。



「夢子は金持ちになっても変わんねぇよな?」

「なんで?」

「尚人の母親は金と結婚した感じだから…」

「あたしは1ルームのアパートでもリツと入れたら幸せだけどな?」



夢子はかわんねぇ。



そう信じよう…。



その日の夕食も夢子はニコニコしてて。



俺的にはマジで今回の旅行は成功だったと思った。



こうして夢子との時間は早く過ぎていって…。



気づけば冬がもうそこまで来ていた。





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