草食系肉食男子と夢子チャン
用無し…。



そうか、仕事さえ終わればもういらないのか…。



「わかった…。」

「は!?」

「明日出てく…。」

「あ、あぁ…。」

「もうお昼もパン買わないしノートもとらない…。夢見させてくれて…ありがと…。」



その後は無言だった。



部屋に帰っても何も話さずにバスルーム。



シャワーを頭から被ると涙が出て来た。



好きだよぉ…。



ムカつく事ばっかりで辛かったけど…。



カッコイイんだもん…。



ひとつひとつの仕草が好き。



律汰君全部が好き…。



あんな風に見えてすごい服作るし…。



仕事してる姿も大好きだもん…。



最後に好きって言う…。



言わなきゃ後悔する!!



バスルームを出て律汰君が座ってるソファの後ろに立った。



「こっち向かないでね?」

「あぁ…。」



立ち上るタバコの白い煙がやけに悲しい…。



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