草食系肉食男子と夢子チャン
【律汰】



普通の家族を味わう幸せを与えてくれた俺のブタ夢子。



まぁ、ぶっちゃけブタと呼べる程太っちゃいない。



でもアイツ、甘やかすと調子に乗るから。



そんな事言いつつ世界一カワイイと思ってるアホな俺。



「一汰君パパ~!!次の会長やりません?」

「いえ、忙しいんで…」

「そうですか?いつもオシャレですよね!!うちの旦那にも見習わせたい!!」

「はぁ…」



苦手な物。



幼稚園のママ。



「一汰君の隣!!」

「ずるいよ!!次はみーチャンの番!!」

「みーチャンはいつも手繋ぐじゃん!!」

「繋いでないもん!!それより昨日も隣だったでしょ!!」



我が子、モテますな…。



遊び人にならなきゃイイけど…。



「あんたが一汰のお父さん?」

「ん!?そうだよ?」

「俺、一汰ママと結婚すんだぞ!!」

「………君が噂の…。勇気君、100年早い」

「えっ?何?」

「出来るとイイな!!」

「うん!!」



クソガキ。



夢子のケツ触りやがって…。



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