草食系肉食男子と夢子チャン
夢子に手を出すって事がどんな事かわかってねぇみたいだな。



って、大人げねぇな俺…。



「間に合った!!」

「おぉ、やっぱりリアはムリだったか!!」

「ムリですよ…。今頃悠斗と新作会議ですから…」

「零も忙しいのに…」



リアは悠斗とRi-をまだやってる。



優柔不断な悠斗のケツを叩く役割を果たしてるリアは、サヤカと並んで重役。



頼もしい後継ぎを残せた。



悠斗は相変わらず彼女も作らずに仕事に没頭。



最近、大学を出た桐島ファミリーを全員採用した。



夢子もたまに顔を出したり差し入れしてる。



「パパ、僕の書いた絵見た!?」

「あれか!?うまく書けたな!!」

「でしょ!!」



髪が長い俺。



忙しくて髪切りに行けてないからってのもあるけど…。



それを真似してロン毛の息子。



これまたカワイイ我が子で…。



あの時、どっちの子でも俺の子だと言った言葉にウソはナイ。



でも正真正銘俺の子だった。



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