草食系肉食男子と夢子チャン
俺が少し優しくすりゃ手繋げとかデートしろとか…。



マジで何様だよ!!



「律汰君、ノート書いたからデート…。」

「僕忙しいのわかるよね?今バイト先で人手不足でさ。」

「じゃああたし手伝おうか!?」



夢子を会社に入れたら俺が白い目で見られんだろ!!



でもマジで雑用係がいなくて…。



雑用…。



「じゃあ…零に聞いてみる。」

「うん!!」



ただ俺といたい。



そう顔に書いてあんぞ…。



昼休みに来た屋上。



もちろん電話をかける相手は右腕、零。



「夢子を雑用でパシろうかと思う。」

「若様がそこまでめんどう見るとは珍しい…。」

「若様言ったから罰金な。」

「小さい頃からの癖なんで仕方ないですよ…。」

「で?どう思う?」

「イイんじゃないですか?スタッフに気に入られてますからね。」



マジで!?



あいつ気に入られるような事したのか?



『リツが連れて来た中ではかなり高飛車じゃない。』それかよ…。



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