草食系肉食男子と夢子チャン
ベタベタなリアと困惑気味の零。



ビール飲みながら傍らに夢子を置いて髪をクルクルしながらその様子を楽しむ性格の悪い俺。



「彼女いないならイイじゃないですかぁ~。」

「でも歳が8つも離れてると親御さんも心配すると思いますし…。」

「うちの親10歳差だから平気なんです~。」

「私は一生若様にお使えする身ですので!!」

「あたしも一緒に井坂に尽くしまぁす!!」



手強いな!!



見ててウケる!!



「付き合ってやれよ零。」

「若様…黙ってりゃ楽しむだけ楽しみやがって…。表出ろや。」

「負けんのは零だろ。」

「うっせぇよエロ小僧が!!てめぇのせいでお気に入りのユミチャンホテルのラウンジに置いて来たんだからな!!」

「夢子がキョトンとしてるけど本性出してイイわけ?」

「あ゛っ…。」



バカだな零…。



だせぇだせぇ!!



「そんなにあたしが嫌なんだ…。」

「えっ!?あっ、そういう意味じゃなくて…。」

「じゃあどういう意味ですか!!」



行けリア!!



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